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○白保委員 公明党の白保でございます。
初めに、茂木担当大臣にお伺いをしたいと思います。
経済の自立を目指してスタートいたしました新しい振興策も、もう三年目に入ろうか、こういうときになっております。情報通信や、あるいはまた特別自由貿易地域だとか、あるいはまた観光振興とか、そういった形でもって着実な進展を見せているわけでございます。
同時に、昨年は川口大臣等、皆さん方、政府関係者の判断で、太平洋・島サミットを沖縄で開いていただきました。改めて感謝いたします。
沖縄のコンベンションアイランドとしての位置づけ、そしてまた国際交流の場としての位置づけ、そういったものが着実に進んでおるなと。二〇〇五年にはまた米連邦銀行の会議もございますし、そういった面で非常に大きな交流の場としての進展が見られておる。
そういった中で、昨年は、沖縄は入域観光客が五百八万人、五百万を突破いたしました。五百万人突破感謝の夕べでは、茂木大臣は、五〇八、ゴーヤー、沖縄らしいとか言って非常に喜んでおられる姿もあったわけでございます。そういう中で、おとといですか、何か新聞にも出ていましたが、「「観光立国」本気! 政府」なんというのが出ていました。一千万人、ビジット・ジャパン一千万という、観光立国としての日本が今真剣に取り組んでおる、これは海外からのことでございますけれども。
そういう中で、沖縄観光が五百万を超えた、その五百万をこれからまた伸ばしていかなきゃならない。観光というのは、もう皆さん御存じのように、非常にすそ野が広い、いろいろな業種とのかかわりがある業種ですから、そういう面では、経済の即効性という面から非常に大きな効果を上げる。したがって、今どこの地域でも、一地域一観光という形でもって進めております。
そういう面で、私は、五百万を超えたこの段階での沖縄観光というのが、日本が今本気で取り組んでいる一千万、ビジット・ジャパン一千万という、観光立国としてのそういう政策の中でどのような位置づけをなされるべきなのか、この点について担当大臣はどのようにお考えなのか、御所見を伺いたいと思います。
○茂木国務大臣 昨年の沖縄への観光客数、委員御指摘のように五百万人を突破しまして、五百八万人。これは、さまざまな支援措置もありますが、何にも増して私は、地元の沖縄の皆さんの御努力のたまもの、こんなふうに感じております。
観光産業の場合、委員御指摘のように、非常に経済波及効果が大きい、また雇用の吸収効果も大きい産業でありまして、沖縄の特性等を生かして、これからまさにリーディング産業になっていくものでありますし、日本全体の、観光立国の政策とも連携しながら、さらなる振興を図っていきたい、こんなふうに考えておりますが、特に沖縄の場合、これから三つぐらい大きな課題があると私は思っております。
その第一点は、海外からの観光客。アジアに非常に近い位置にあるんですけれども、五百八万人といいながら、海外からは約十万人、こういうところにとどまっておりまして、やはりもっとアジアから集客できるような施策をとっていかなきゃならないなと。例えば、外国語によります沖縄の観光情報の発信等々の施策、さらには外国観光客の誘客キャンペーンなどの取り組みを行ってまいりたいと考えております。
二つ目は、沖縄観光のさらなる魅力づくり、こういったものを進めていく必要があると考えております。このため、特定免税店の空港外への展開、それから、先月、一月にオープンいたしました国立劇場おきなわの利活用を図る等々、観光客の多様なニーズに対応するためのエコツーリズム推進事業であったりとか、健康保養型観光推進事業等々の対策も実施してまいりたいと考えております。
三番目に、質の高い受け入れ体制の確立、こういうことも必要だと思っております。
私は、沖縄を訪れるたびに、非常にホスピタリティーのある、そういう温かみのある人が多いなと考えておりますけれども、同時に、スキルを養う、こういうことも非常に重要だと思っておりまして、観光産業の人材の育成事業、そして観光関連の情報を一元的に集約する沖縄観光共通プラットホーム構築事業等々を実施してまいる所存でございます。
○白保委員 それで、やはり入域の入り口が今は空港で一つですね、那覇空港。その沖合展開の問題というのが常に言われてき、また調査も行われておると思うんです。これは自衛隊と共用しておりますから、軍民共用、このようにかねてから言われて、その危険性の問題や、あるいはまた観光客が足どめを食う、そういう状況というものも多々あるわけです。
そういう面で、沖合展開の件についてどのような状況になっているのか、この件について、事務方でも結構です、お聞かせください。
○東政府参考人 お答えいたします。
那覇空港の沖合展開につきましては、国土交通省にございます交通政策審議会航空分科会におきまして答申が出ております。その答申の内容は、既存ストックの有効活用をするとともに、滑走路増設等を含めた抜本的な空港能力向上策を検討せいという内容のものでございます。
このため、内閣府といたしましては、平成十五年度から、国土交通省とともに、地元沖縄県と連携をいたしまして検討会をやっております。今後とも、引き続き調査、検討に取り組んで、沖合展開についての努力を進めてまいりたい、こういうふうに思っております。
以上でございます。
○白保委員 非常に大事なことでございまして、やはり観光立県という立場をきっちりと据えております。
したがって、これからの入域観光の一番肝心なところは、先ほど大臣からもお話がございましたことも含めて、やはりその中でも誘客のための手段として私は映画特区を、今非常にロケーションがいいので、映画特区という形でもって進めていくべきだということも言っているわけでございますが、そんなことも含めて今後観光振興はこれも続けていかなきゃならない課題である、こういうふうに思っております。
そこで、次の問題に移りますが、担当大臣、よく聞いていていただきたいと思うんですが、厚生省に伺いたいと思いますけれども、保育園の問題なんです。
認可保育園と認可外保育園というのがありまして、これは厚生省の方から実態を教えてもらいたいと思います。私も持っていますが、皆さんから、この実態、全国と沖縄の対比、そして沖縄の中におけるところの認可外、このことについてまず数字を言っていただきたいと思います。
○伍藤政府参考人 お答え申し上げます。
まず、認可保育所でございますが、全国に約二万二千カ所、沖縄県はそのうち三百二十六カ所でございます。
これだけではわかりにくいので、この整備状況がどんな水準かということを就学前児童に対する認可保育所の定員の割合ということで申し上げてみますと、全国が大体二六%でございます。それに対して沖縄県は二二・三%、こういう水準になっております。
それから、認可外の保育施設でございますが、施設数は全国で約六千八百カ所でございます。沖縄県はそのうち五百六十七カ所という数字になっております。
認可保育所に対する認可外保育所の比率ということで見ますと、全国的には、認可保育所の三割に相当する数の認可外の保育所があるということでありますが、沖縄県の場合にはこれが一七四%という数字になりまして、認可外保育施設の方がかなり多い、こういう実態にございます。
○白保委員 わかりにくかったと思いますけれども、要は、保育園が、認可外の保育園と認可の保育園とを比べると、ほとんど半々、少し多いぐらい認可外なんですよ。本土は九〇%以上を超えるんです、これが。それだけ施設も悪い、あるいは待遇も悪い、そして親も多くお金を出さなきゃいけない、こういう状況というのが今日沖縄の実態としてずっとあるわけです。
厚生省も非常に困っているんだろうと私は思います。待機児童の解消のために制度を整備しても、本土の場合には順番に解消していくことができる。ところが、余りの多さに、沖縄は同じような制度の中でやっていったならばとてもじゃないけれどもいつまでたったって解決しない、こういう実態があるんですよ。そこの実態をではどうやって埋めるか。
どうですか、厚生省、どうやってこの格差を埋めるか。
○伍藤政府参考人 御指摘のとおりのような状況をどうやって改善するかということで、これは沖縄県ともども取り組んでまいりました。
まず、初期の段階といいますか、沖縄県の復帰後は、できるだけ認可施設を整備するということに注力をいたしまして、認可施設の整備ということに全力を挙げてきたわけでございます。達成した水準が先ほど言ったようなことでありますが、まだ認可施設そのものが全国水準より少し劣っておるという実情にあるわけであります。
それから、まだたくさんある認可外の施設をどうするかということでございますが、これは保育のみならず福祉制度共通の問題ではありますが、一定の全国的な最低基準を設定して、それを満たすものに補助金を投入していく、公的な支援を行っていくという現行の福祉制度の中で考える限りは、なかなかこの解決が難しい問題ということになるわけでございます。
そういうことで、これは沖縄県の考え方でもありますが、できるだけ認可外の施設を認可施設に移行していただく、そのためのいろいろなバックアップをするということで今まで取り組んでまいりまして、百近い施設が認可施設に移行して公的補助の対象になっておるというような実情もございます。
今後、今県がつくっておりますプランにのっとってこういった施策をさらに一層推進して、できれば認可施設に移行していただくように努力をお願いできないかというのが基本的な私どものスタンスでございますが、現実はなかなか、全国水準と比べるとそういう認可外にある施設がたくさんあるということは急には改善できないという実情にあることも事実でございまして、その点は重々認識しながら、今申し上げましたような施策を進めておるというのが実情でございます。
○白保委員 これを議論していますとかなり時間がかかるので打ち切りますが、三位一体等を含めて、非常に自治体の負担も大きいんです。したがって、自治体は非常に苦労をしておるわけですね。そういうこともあって、みんなの中から、特区的な形でもって、今の制度的な形でもって進んだらなかなか前に進まない、だから特区的な形でもって何らかの方法を考える必要があるのではないか、こういう声も出ています。
そこで、今のやりとりを聞いていらして、大臣、どのようにお感じになりますか。
○茂木国務大臣 沖縄の場合、今、全国的に見ても人口の増加率も多い。子供たちが多くて、それがまた待機率という形でも一番高くなっている。また、認可外の施設も、比率であったりとか認可施設との割合でも高いという現状にありまして、そこの中で、県の側も、また各市町村等々も、これをどうにか認可の方に変えていく、そしてまた待機児童を減らしていく、こういう努力をしているわけであります。
全国的に一番厳しい状況にあるわけでありますから、厚生労働省としても一層のそういった県の取り組みを支援するように、内閣府としても働きかけていきたいと思っております。
○白保委員 大変期待しております。厚生労働省の方、結構です。
次に、国連機関の問題についてお伺いしたいと思います。
二十三日の日に、私は、神崎代表、冬柴幹事長と一緒にアナン国連事務総長にお会いをいたしました。
神崎代表の方から、一つ、イラクの問題についてのお話がございまして、それは国連の事務所を早くという話と、ちょうど私どもの浜四津代表代行がメソポタミアの調査に行っておりまして、これの湿原の問題についてもお話がありました。これが第一点。そして二つ目は、拉致問題を含めた、二十五日から始まる六カ国協議の問題についても言及をいたしました。そして三つ目に、国連機関の問題についてもお話がございました。
そういった中で、アナン事務総長の方からは、国連平和大学の理事長を紹介していただきまして、そこと相談をしていただきたいということがございまして、我々はこれから接触を始めたい、こう思いますが、その前に、前にも一回その調査をやりました、外務省の方で。しかし、これは余りいい結果が出なかったんです。今、内閣府の方でもやっておりますし、県の方も積極的にやっています。そして、国会の中の与党の方で、河野議長を会長としたところの沖縄に国連機関を誘致する議員連盟をつくって活動もしております。
このアナン事務総長の言を受けて、外務大臣、いかがでしょうか、どのような対応をされるのか、お聞きしたいと思います。
○川口国務大臣 神崎代表を初めとしてアナン事務総長とお会いいただいて、いい会談をしていただいたというふうに伺っております。
それで、国連機関の沖縄への誘致ですけれども、これは先ほど白保先生もおっしゃられた、前にやった調査がございます。この調査の結果を踏まえれば、大規模な機関の誘致というのは現実的ではないというふうに考えておりますけれども、現状を踏まえました上で、沖縄の歴史的なあるいは地理的な優位性、これを生かした形でどのようなことができるかということにつきまして、関係者と相談を続けていきたいと考えております。
○白保委員 同じように沖縄担当大臣、内閣府の方でも調査をやっておりますが、いかがでしょうか。
○茂木国務大臣 内閣府におきましては、平成十五年度沖縄特別振興対策調整費を活用いたしまして、国連機関等の誘致の可能性等について委託調査を実施しているところでありますが、委員から御指摘いただきました平和大学も調査の対象の一つに含まれているところであります。
○白保委員 それは、実態、状況はどのようになっていますか。
○武田政府参考人 御説明を申し上げます。
先ほど大臣から答弁申し上げましたように、内閣府におきましては、平成十五年度沖縄特別振興対策調整費を活用いたしまして、国連機関等の誘致可能性についての委託調査、正式名称は国際交流拠点形成調査と申しますが、これを実施いたしております。
委託調査でございますけれども、基礎的調査といたしまして、沖縄における国際交流の現状と課題の整理、我が国における国連機関等の誘致動向の把握、あるいは国連機関等を誘致するに当たっての課題の整理等を行っておりまして、それとともに、平和大学、それから国連難民高等弁務官事務所のeセンター等、幾つかの国連機関等につきまして誘致の可能性を調査しておるところでございます。
現在、委託先におきまして取りまとめを行っておる段階ということでございます。
○白保委員 時間が参りました。SACOの問題や、あるいはまた沖縄の基地問題に取り組む姿勢の問題等を通告しておりましたけれども、時間でございますので、準備をいただきました皆さんには大変恐縮ですが、質問をこれで終わります。
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